「ハッカソン(Hackathon)」とは、「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を掛け合わせた造語です。ハックというと日本ではあまり良いイメージを持たれませんが、本来は「物事を改善していく」というポジティブな意味合いを持つ言葉です。一定期間、エンジニアやデザイナーなどが集まってチームをつくり、与えられたテーマに沿ってサービスやシステム、アプリケーションなどの開発をおこなう、これがハッカソンです。「新しいサービスや機能に関するアイデアやヒントを発掘できること」が目的で、某SNSの「賛同を示すボタン」もここから誕生したといわれています。そんなハッカソンには次のようなメリットがあります。
1つ目は達成感を得られること。何も決まってない状態から仲間とアイデアを出し合い完成まで進めていくため大きな達成感を味わえます。エンジニアにとっては、これをもとに制作実績をつくれることも魅力となるでしょう。
2つ目は最新技術に触れられることです。特定分野に特化したものでは専門家からいろいろな知識なども得られ、勉強になります。エンジニアやプログラマーにとって絶好の機会となるはずです。
3つ目は業務の幅を広げられるというものです。ものづくりに必要な一連の流れについても自分たちで考えなければなりません。普段の仕事では携わらない領域にも手を伸ばすことになるため、その領域の仕事をしている相手の仕事内容を理解することができます。普段の業務でも相手の立場に立って考えることができるでしょう。